「石垣島の子ども達が 描く海は青い海ではないのですねぇ・・・。」 以前、本州から訪れた方が教室後方に掲示してある本校児童の作品をご覧になり ふっともらした言葉です。
ここ石垣島は 青い空、緑深い山、そしてエメラルドグリーンに輝く海に囲まれた島です。 子どもたちは、神さまがお造りになった この美しい自然を眼にして育ちます。 そして「海は青いもの」という概念ではなく、目にした色そのままを受け入れ表現します。 その素直さは神さまに嘉される尊い姿です。 私たちは、このようなスポンジのような柔らかい心で過ごす小学校の六年間を人生の礎を築く大切な時期と考え、本当に価値あるものを探し求める心、それらを得るために必要な忍耐力、他者との違いを乗り越えて共に生きる姿勢、そして友愛の心を持つ児童の育成を目指しています。
本校はカトリック那覇教区が設立母体となっている日本最南端のミッションスクールです。 私たちは、神の似姿として創造された者として児童一人ひとりが自分の尊厳を自覚し、自分と同じように他者を愛することができる人、幸せに生きる人、そして平和を築く人になるよう助け導くことが使命と心に刻み、全職員一丸となって日々の教育活動に取り組んでいます。
毎朝のボランティア活動、毎週木曜日の聖体訪問、各種検定へのチャレンジ、 全校児童縦割りにした友愛グループ活動、夏の友愛キャンプやクリスマス訪問等など 一人ひとりの児童が目的を持って取り組み、そして一人ひとりが輝く場面が待っています。
校長 﨑山 麻希